定番の過マンガン酸カリウムと過酸化水素で酸化還元滴定の実験をしました。
薬品庫にある過マンガン酸カリウムです。
黒っぽい、紫色の結晶です。
0.04mol/Lの溶液を作ります。
1L用意するため、6.3gを測り取ります。
本来であればビーカーなどに入れて溶かした後に、メスフラスコに入れて1L調整します。
参考↓
1-3: 容量フラスコによる標準溶液の調製 - 京都大学OCW
過マンガン酸カリウムは20度で水100gに溶ける溶解度6.34gです。
ですが、結晶のためなかなか溶けてくれません。
スターラーを使ってガシャガシャ撹拌すると飛び散って濃度も変わってしまいそうです。
また、ガラス棒やビーカーを洗い流しながらメスフラスコに入れる作業中にもこぼしたりしてしまいそう。
ということで、、、
測り取った過マンガン酸カリウムをそのままメスフラスコに入れてしまいます。
そのあと、薬包紙についた少量の過マンガン酸カリウムを洗い流します。
そうして半分ほど純水を加えて遠心力でフリフリ。
ある程度溶けたところで1Lに調整して振りまぜてから1日ほど暗所に置いておきます。
使用する直前にも上下にメスフラスコを10回以上振りまぜて使用します。
すべて使いきっても過マンガン酸カリウムの結晶は残っていないので、ほっとして実験に使います。
邪道な調整の仕方になるのでしょうが、
準備の時短と、高校の実験なので、、、、と言い訳でしょうか。
過去の酸化還元滴定実験