気体の分子量測定実験をしました。(1学期に・・・)
フラスコ内の試料を気化させ、気体の状態方程式、気体定数より計算して分子量を求めるという定番の実験です。
器具もフラスコも、丸底フラスコ、平底フラスコ、比重計など何でもOKです。あるものを使用しました。
◇準備
100mLの平底フラスコ、アルミ箔(約5cm)、輪ゴム
未知試料約2mLほど、500mLビーカー、200mLメスシリンダー、
温度計、クランプ、三脚、金網、ガスバーナー、マッチなど
①測定
②未知試料を約2mLほど入れてアルミ箔でフタをして0.5mmほどの穴を開けます。
③ビーカーにお湯を入れてフラスコ内が気体で満たされるように約2~3分ほど加熱し、温度も測定します。(温度計の位置・タイミングにも気を付けて)
④放冷後、水分をキムワイプで拭いて再度測定
⑤フラスコ内を水で満たし、メスシリンダーへ。フラスコ内の体積を測定します。
⑥気圧は、iPhoneの天気アプリを利用しました。
※水銀気圧計が実験室にあるのですが、晴れているのになぜか台風並みの気圧に・・・
w=42.750g-42.250g
t=81℃
p=1006hPa(実験当日)
v=162mL
データが取れたら、気体の状態方程式、気体定数を使って分子量を求めていきます。
今回の試料は「ヘキサン」C6H14(沸点69℃)を使用しました。引火性があるのでガスバーナーの火には注意してください。
◇動画はコチラから
気化したヘキサンが、お湯に浸かっていないフラスコの首で冷却されて流れ落ちているので、フラスコ内が気体で満たされるという判断が難しいです。
◇過去のblogはコチラから
この時は前任校で比重計(ゲーリュサック型)を使用しました。