ニンニクの根で体細胞分裂の観察実験をしました。(1学期・・・)
固定・解離・染色を一気にやってしまう方法で準備して、生徒は押しつぶし顕微鏡で観察です。
※準備については過去のblog↓を参考にしてみてください。
今回は押しつぶし(タッピング)の説明動画を作ってみました。
<15×40倍>
と、事前実験はキレイに染色できました。
ところが・・・
数日経ってもう一度、同じように一気に漬け込んで試してみると、染色の色が薄い・・・
<10×40倍>
そして約1か月後・・・
全くダメダメな・・・細胞分裂の様子が全くみえません。ぼやけてしまっています。
市販の酢酸オルセインの封を切って、暗所で常温保存だったから?
冷蔵庫に入れておいた方が良かったのかな?それとも、市販の酢酸オルセインは3年前のだったから??
実験は本当に難しいですね。
そして、前任校でのシッフ試薬を使った観察実験はコチラ
シッフ試薬は、根端だけが赤紫色に染まるので生徒にとってはわかりやすく、キレイに染色できます。
ただ、シッフ試薬はあまりメジャーではないし、少し高価な薬品で試薬の調整や、準備にほんの少しコツ?があります。
酢酸オルセインも、メルク社のオルセインを購入するとかなり高額です。10年ほど前にいた高校ではドラフト内でオルセインの濃度を高めに酢酸と調整していました。
いろいろ試して実情に合う観察実験が行えるように、担当教諭と話し合っていこうと思います。