なんとなく実験しています

なんとなく実験しています

実験は難しいです。メモ帖、備忘録の日記です。

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ニンヒドリン反応

ニンヒドリン反応で指紋の検出をしました。

紙に手を押し付けます。

汗に含まれる塩分やたんぱく質アミノ酸などに反応するので、汗だくの時の方がおすすめです。ちなみに、乾燥していたので額の汗を拭いてみました。

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0.25%ニンヒドリンを吹きかけます。

ニンヒドリン(粉末)は水に溶けにくいので、エタノールで溶かしています。

しかし、ニンヒドリンは刺激性があり皮膚や目に入らないように注意します。

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ドライヤーで乾かします。

 

手の指紋がうっすら出てきました。

面白いのは、手相占いで使われる手の線のところがくっきり。

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少し時間がかかるところが改善できるといいのですが・・・

捜査員になった気分が味わえます。

 

ニトロセルロース

ニトロセルロースを作り、点火して演示実験しました。

 

セルロース(脱脂綿)を混酸(濃硫酸+濃硝酸)に浸し反応させます。ヒドロキシ基の一部がニトロ化して、ニトロセルロースができます。

 

 

一見すると、脱脂綿です。

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ピンセットで一つまみ

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ガスバーナーに近づけます。チャッカマンの方が安全でしょうか。

念のため周囲を片付け、濡れ雑巾に消火器の位置なども確認。

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一瞬で反応してしまうので、ここからは連写してみました。

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一瞬です。

シュっという音がするだけで爆発音はありません。灰もでません。

 

手品では、ろうそくの火に近づけたお札が燃えて消える・・・などフラッシュペーパーというマジックの小物として使われています。

 

保管しておくのも危険なので片付けました。(すべて燃やしてしまいました)

 

危険というのは、ニトロセルロースは熱・衝撃などで発火する可能性があり、一つ間違えると危険なシロモノだからです。危険物、自己反応性物質の硝酸エステル類ということで、取り扱いには要注意です。

試薬も調整するときは少量にして、すぐ希釈し廃液処理。

 

なんとか、ミッション完了しました~~

 

 

 

 

 

 

水野秀一教授講義

少し前・・・ハーバード大学医学大学院教授の水野秀一さんの講義を拝聴しました。

 

学生対象でしたので、前途ある若者たちに向けてわかりやすい言葉を用いての熱い講義でした。

 

高校時代の部活、人との出会いがいかに素晴らしいものだったか・・・

人と違うオリジナリティを持つこと、真理を追究することの大切さ・・・

 

ハーバード大学のエンブレム(ハーバード大学hpより)

「VERITAS」の意味はラテン語から真理だそうです。真理を求めていくことの重要性、そのための努力の必要性。

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そして紆余曲折の度に思い出す恩師の言葉を紹介してくれました。

物理学者寺田寅彦の「科学者のあたま」より抜粋された「科学はいのち知らずの者共が流した血の川のほとりに咲いた花園である」という言葉を恩師に書き記され、辛いときは何度も読み返したということでした。

この言葉は、京都大学の上村研究室のHPの雄叫びにも掲載されています。

 

壮絶な言葉だなあと。

でも、異国の地でこの言葉をいつも思い出しながら研究に没頭したという水野氏の言葉には重いものがありました。

 

ふと、放射線を研究していた「山田延男」氏のドキュメンタリー番組を思い出しました。

キュリー夫人に従事して研究していたけれど、放射線が人体に及ぼす影響がまだ明確に解明されていなかった時代、体調不良の原因も治療法も当時はわからず壮絶な闘病の末に亡くなった科学者です。

そういった研究者の血を流して研究されてきた結果、現在は福島原発のように紙一重な部分もありますが、医療現場に活用されるなど花開いています。

 

水野氏の講義は、当初は静かに聞くだけの講義でした。

しかし、ハーバード大学ではとにかくわからないことは質問する姿勢が尊重されるということ。質問しないということはきちんと話を聞いて疑問を持たないということで成績にも響くんだという話を再三していたので、たくさんの質問が飛び交い、また講義が終わっても生徒たちが水野氏を取り囲むなど、活気あるものとなりました。

 

さて、教育現場は迷走中。

詰込み教育からゆとり教育、そして生きる力を育む教育。

水野氏が一番熱く語った部活動についても、生徒自身が受け身のスマホ世代、親からのクレーム、教員の働き方改革のために縮小されるなど、生徒が仲間とともに作り上げる自主的な活動の場は窮屈なものに。

また、英語検定の迷走、予定されている記述が入る共通試験も問題だらけです。

 

水野氏の来日に合わせて行われた講義。貴重なものとなりました。