物理研修会に行って来ました。
物理の実験で使用する器具の使い方や、かんたんなメンテナンスの仕方、こんな風に演示をするといいですよ~というメーカーさんオススメの見せ方をいろいろ教えていただきました。
その中で分光器を作ってきました。
本校でも、体験授業で手作りしますが私は担当したことがないので、初体験でした。
ケニス 簡易分光器 MJ
1枚の台紙の厚紙から、余計なところを取り外し(ハサミ不要。手で取り外せます)、組み立てセロテープで止めて完成。
とっても簡単に作ることができます。
そして、蛍光灯を観察してみます。
虹のような光が見えます。
物差しの目盛りが付いているので、波長の計算ができます。
波長を求める式も書いてあります。
物理が苦手な私はよくわかりません。
1つずつ見ていくと、、、
スリットからの距離。
赤色の線に注目してみると、、、スリットから物差しの目盛りを読むと8.3cm付近です。
X:83mm
回折格子の溝の間隔
回折格子とは、分光器の観察するところに貼り付けたフィルムのようなもので、肉眼ではわかりませんが、細い直線の筋が同じ間隔で平行に溝が入ってます。
その間隔は、すでに記載されていました。
d:1/500mm
スリットから回折格子までの距離も記載されています。
l:260mm
因みにスリット部分
計算
波長λ(nm)
=1/500mm×83mm/260mm×1000000
=683.461・・・
となります(笑)
最後の1000000は、単位を合わせるため。
nm ナノメートル
mm ミリメートル
ナノはミリの1/1000000(百万分の一)の大きさなんです。
ということで、可視光線の波長の赤色は(630~780nm)ということがわかっているので、なかなかいい値が出ました
ちょうど最近、授業でプリズムを使用して光の屈折の実験をしました。
そのときに、光の分散、いろいろな光(蛍光灯、水銀灯、ナトリウム灯)のスペクトルも観察しました。
虹など日常生活の中で出会うことが多い現象なのですが、、、
光の速さ、屈折、全反射、散乱、偏光などなど、難しいです。
計算力、想像力が追い付きません
観察だけなら、綺麗だなぁで楽しいのですがそれだけではダメですね