前回のエステルのけん化の実験の失敗談です。
<けん化>
という反応を実験しました↓
ただ、何度か試してみて、何度か思うような反応がでませんでした。
エステルに水酸化ナトリウムを加えて振るだけでけん化の反応がうまくいって、化学反応式通りになるハズなのに、、、、
湯浴の温度が高すぎて上層部のエステルが蒸発してしまったらしく、結果、エタノールが生成されずヨードホルム反応が出なかったり。
また、水酸化ナトリウムの濃度が高すぎたせいか?
酢酸エチルをけん化して、アルデヒドの還元性がない酢酸ができたハズなのに、銀鏡反応らしき沈殿の反応が・・・
酸化銀の沈殿か、銀鏡反応の沈殿か区別がつかない状態に。
ギ酸エチルのほうは反応してOKなのに・・・これじゃあダメダメです。
さらに、銀鏡反応の様子が納得できなかったので、他のアルデヒドの還元性を確かめるフェーリング反応で試してみました。
ギ酸エチルのけん化によってギ酸ができたハズなので、フェーリング反応で青色から赤色になるハズなのに、ならなかったり。
そして、ハッと気が付きました。
ギ酸は銅イオンと反応して?フェーリング反応は条件がそろわないとなかなか難しいということを・・・
失敗は成功のもとと言いますが、成功につながるといいなあと冷ややかな感じでメモメモしてます。