銅に濃硝酸を加えて二酸化窒素NO2(赤褐色)の気体を発生させました。
気体を注射器にとり、ピストンを押して圧力を高くしたり、引いて圧力を低くして観察してみました。
この時のポイントは、とにかく素早く!ということ。
ピストンを一気に押したり、一気に引いたりすると赤褐色の濃度の変化がわかります。(映像だとちょっとわかりにくいんですが・・・実際にはもう少しわかりやすいです。)
2NO2(赤褐色の気体)⇄N2O4(無色の気体)
二酸化窒素と四酸化二窒素が行ったり来たりの平衡関係のなかで、
圧力をかけると・・・濃度が一瞬濃くなります。そうすると→の方向へ変化して元の濃さに。
圧力を低くすると・・・濃度が一瞬薄くなりますが、←の方向へ変化して元の濃さに。
※二酸化窒素は有毒です。ドラフトで取り扱いますが、ドラフトが壊れているので屋外でマスクして捕集しました。
※注射器とシリコンゴムのセットが多数あったので、助かりました。
※半日は注射器に入れっぱなしで実験ができましたが、PP製の注射器がうっすら褐色に。