なんとなく実験しています

なんとなく実験しています

日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

読書感想文

ほとんどの人が夏休みの宿題で読書感想文を書いたことと思います。

しかも、困惑しながら嫌々と(笑)

最近ではネット丸写しだったり、問題提起されることもしばしばです。

個人的には、読む本がわからない人が課題図書とされる本を読むだけで十分かなぁと思ったりもします。

ただ、審査をするために生徒の作品を読んでいるのですが、自分や家族、友人関係などを見つめ直すさまは心にグッときます。
また、後悔を吐き出していたり、世の中の問題を危惧しているようなものもあります。



2017年高校生向けの課題図書

『犬が来る病院』大塚敦子著
聖路加病院で行われた小児病棟にセラピー犬を招くという活動と、闘病中の子どもの関わりを描いたもの。

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自分自身の体験を通して、病や死が意外に身近に存在してさまざまな感情を経験したことなどをリンクさせて感想文を書いていました。

『フラダン』古内一絵 著
震災後の福島が舞台の話です。
こちらも、ボランティアで東北に行った体験と絡めた作品などが多かったです。

『ストロベリーライフ』荻原浩
実家の農家を継ぐべきか否か。仕事で転機を迎えて家族関係を見つめ直す作品です。
家族関係に悩んでいる人がなんと多いことか。

どれも読みやすいのでお薦めですが、たまに正論過ぎの真面目な図書でつまらないなぁと感じる人もいるようです。

十人十色、いろいろな感じ方受け取り方をする人がいて当たり前。
読書感想文もそうです。
上手く書く必要はありません。難しいし、めんどくさいという意見が大半でしょうが、本を読んで少しだけ広がった世界観を見つめ直すだけで十分だと思います