なんとなく実験しています

なんとなく実験しています

日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

心覚え:実験室の掃除と片付け

先日(かなり前・・・夏季休業中)、実験室の大掃除をしました。

 

なかなかモノを捨てて片付ける判断をすることは難しいものです。

 

私も数年前に人事異動してからというもの、毎年夏休みや年度末に少しずつ片付けをしていたのですが、何十年という歴史があると一筋縄でスッキリとはいきませんでした。

 

canacana44.hatenablog.com

 

今春、人事異動で一緒に働くことになった方は断捨離の名人。

素晴らしいスピードで片付けてくれます。

 

まずは壊れているもの。開かずの扉のなかにあったものなど集めて廃棄。

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古いヘッドホンなど・・・

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白い柄のケースではないです。皮にカビが生えてボロボロのケースです。中はアナログのカメラでしょうか。マニアの方にはお宝かもしれませんが、廃棄。

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古い古いガスバーナー

新しいものに変えた時に処分しないと、いけないなあ。と改めて実感。

いつか使う、、、使いません。新しくした時点であきらめないといけないと思いました。

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その他、割れた、欠けたガラス器具や、劣化したプラスチックものも大量に処分。写真に撮る暇もない勢いで台車に積みこんで、汗を流しながらゴミ置き場まで何往復も運びました。

 

モノがあふれて整理ができていないと、探す時間がかかり不効率。また、安全性の面でも劣化していたら危険です。

 

私も異動したばかりのときは、荒れ放題の実験室に愕然として猛烈な勢いで器具や薬品を片付けました。

canacana44.hatenablog.com

 

 

ところが、ある程度片付けるとなんとなく見慣れてしまったり、他の仕事が増えたため、少し片付けが停滞していました。

 

断捨離、片付けるのはかなり労力が要ります。

肉体的にも重いものを運んで疲れます。

精神的にも気を使います。勝手に片付けると後で問題が起こるので、片付けたい旨を使用している人たちに伝える。猶予期間を伝える。などなど、周りの人を巻き込んで断捨離しました。

 

そして一番は、この器具を使用するか、しないか。

必要か、否か。など、一つ一つ判断していくことは疲れます。

 

もしかしたらまた使用するかも・・・

これは高価だから・・・

このガラス細工モノは今は買えないよ~~

そんなことを考えていると捨てられません。

 

まだまだ道半ばですが、安全で使いやすい環境を目指していこうと思います。

心覚え:遺伝学講座

先日(少し前・・・)遺伝学講座みしまの講演会に行ってきました。

www.nig.ac.jp

 

「モデル生物ゼブラフィッシュで生命の謎を解く」

発生遺伝学研究室 川上浩一教授

「ミクロの世界の遺伝学~電子顕微鏡で解き明かす生命の不思議~」

遺伝子回路研究室 鈴木えみ子准教授

 

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市民文化会館で行われたので、一般の人もちらほら。

かなり難しいかな?と思ったのですが、川上浩一先生はNHKの「ろんぶ~ん」で紹介された時の映像を流して、一般の人にも分かりやすく解説してくれました。

 

ゼブラフィッシュという魚は約50年ほど前から脊椎動物に関する研究のために用いられているそうです。

約70%ほどが人間の持つ遺伝子と似ていて、安価、繁殖能力もよいし、小さくて、透き通っているという点から観察もしやすいため研究者たちから重宝されているとのことでした。

 

ノーベル賞受賞した下村侑氏の光る物資により、いろいろな部位が光るゼブラフィッシュの研究し、成功したというお話でした。

 

研究室の様子など貴重な写真も見ることができ、たいへん有意義な一時でした。

 

興味がある方はぜひコチラも↓

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国立遺伝学研究所 公開講演会2019 出張!遺伝研

 

心覚え:化学グランプリ2019

先日(かなり前・・・)、化学グランプリの二次選考がありました。

 

gp.csj.jp

 

一次選考は全国約60カ所でマーク試験が行われ、一次選考を通過するのは全国で成績上位80名、そして二次選考試験は一泊二日の研修と実験&レポートで成績を競い合うという化学グランプリ。

 

化学が好きだったり、得意な中高生たちが一同に集まって化学の力を競い合う大会なのです。ただし、一次選考を突破するのは至難のわざ、大変難しいのです。

その代わり、優秀な成績が残せれば推薦入試で特別枠もあって、東京大学をはじめ対象の有名大学は数多くあるのです。

 

ということで、二次選考に残ったのならば、せっかくなので実験の練習でもしましょうか?と夏休みに付き合うことに。

 

実験は各学年、学期に2回ほど行ってきていますが、数人班で行うので一人で何から何まで実験するのは初めての様子。

簡単な光合成の分離実験で薄層クロマトグラフィーの実験でRf値を求めていくという実験では、なかなかスポットを打つことができなくて四苦八苦。

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過去問をやってみましょうか?ということになり、道具や試薬が揃っている実験をいくつか用意したのですが、これがまた、なかなか本格的で難しい。

準備して付き合うこちらも、理解に時間がかかる始末。頭が錆びついているなあと四苦八苦しながら付き合いました。

 

2002年出題 物質について質量変化の実験を行いレポート作成

2004年出題 金属イオンの同定、キレート滴定

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おまけでモール法滴定

などなど

 

ただし、、、

最近の実験はなかなか高難度。

今年も講義を受けてから実験を行い、レポート作成し考える力を試すスタイルなので対策のしようがありません。まあ、本人次第でしょうか。

 

ただ、いろいろな器具に慣れていれば少しは違うのかな?と数日ほどお付き合いしましたが、コチラが勉強させてもらったという感じです。

 

結果は惨敗ということでしたが、↓記念の白衣(笑)

一泊二日で行われ、全国の化学好きな同年代から刺激を受け成長して帰ってきた様子を見ると、これからの受験生活やその先の未来に向けて静かにエールをおくっていきたいと思います。

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