ケニス「ウニの卵割と発生セット 16段階」を購入して、ウニの観察をしました。
ホルマリン漬けになっています。
今年は生きたウニが残念ながら手に入らなかったので、最終手段です。
16段階の中から数段階を一つのホールスライドグラスに用意してみました。
今までの生きたウニを受精させたときは、海水を調整し時間をずらして受精させるなど準備に手間がかかりましたが、今回はホルマリン漬けなので専用のパスツールピペットでホールスライドに置くだけです。
しかし、プルテウスの美しさは生きているものにかなわないかなあ。と個人的には思います。
観察しながらスケッチをしました。
少し本格的にケント紙とペンとインクを用意。
※ケント紙もピンキリですが、違いは歴然でした。
生徒と一緒に点描画に挑戦してみました。
プルテウスは難しそうなので、16細胞期にしました。
生物学実験では、細部まで観察し、その形や特徴を把握できるスケッチは重要です。
ネットや本では、スケッチするときの注意などが書かれています。
濃淡は点描で。塗りつぶさない。
斜線はダメ。複数線もダメ。
また、大きさやメモも書き残すなど。
しかし、、結局適当になってしまいました。
顕微鏡を覗きながら観察し、スケッチをする。
限られた時間の中ですが、集中力と目の疲れと戦いながらの観察実験でした。
実際に点描画に挑戦してみて、あらためて『ミクログラフィア図版集』ロバート・フックの偉大さが身に染みました。
フックは約300年前の科学者です。顕微鏡で観察し、細胞をセルと名付けたことで知られていて、生物の教科書でも紹介されています。
沢山の観察記録が描かれているミクログラフィア。高価ですが、おすすめです。
※昨年の生きたウニを使っての発生実験はコチラ↓