子どもたちが幼い頃、たいへんお世話になった老夫婦がいます。
久しぶりに連絡をとると、、、ご主人がこの春に亡くなり、奥さまも現在闘病中とのこと。
急いでお線香をあげに伺ったところ、2羽の鶴の折り紙の話になって、折り方を教えていただきました。
普通に千羽鶴を折る感じで、少しだけアレンジしています。
『二連鶴の折り方』
折り紙は両面のものを使用するとキレイです
半分に切って使用します。
この切れ目の向きがポイントとのこと。
ここからは、普通の鶴を折る手順です。
しっかりキツメに折り目をつけておきます。
一度開きます。
二枚重ねになっているので、一枚にします。
折り目に沿って再度折り、羽を折ってくちばしを作っていきます。
二連鶴が完成です。
羽で繋がった様子から、妹背山と呼ばれる折り方のようです。
妹背山は、川を隔てて向かい合う山をなぞらえて、夫婦や兄弟を意味し、万葉集などにも詠まれているようです。
また鶴は、相手が死ぬまでつがうことから、理想の夫婦像と例えられています。
苦労もあったけれど仲睦まじいご夫婦でしたので、二連鶴の折り紙を折りながら、想い出話をたくさんしました。
春に娘の受験でバタバタして夏休みに挨拶に、、、なんて後回しにせず、会いに行っていれば、、、と悔やまれます