職場の平均年齢はとても高いです。
PCは文字を入力して、文書や試験作成に使っているだけ。スマホは持っていない・・・自宅にWi-Fi環境がない。なんていう職員もいます。
今までもパソコン、タブレットで操作してプロジェクターを活用する、いろいろな専用ソフト(classiなど)を使用するなどの際は、若手や機器の扱いに得意な人が担当して仕事は回っていたので、苦手な人はすり抜けることができました。
しかし、この新型コロナウイルスによる非常事態宣言による状況の中、保守的な現場も苦手だから・・・できないから・・・なんて言っている場合ではなくなりました。
個人的には、2月から会議の時に遠くから一日かけて会場に来て行うことは難しいのでオンライン会議を提案していたのですが、その時は御大たちに一蹴されました。しかし、長引く情勢の中変化してきています。
それでもまだ、わからない、怖さしかない人たちがいるということです。
たとえば、、、
・車はお金がかかるし、交通事故を起こしたら人を傷つけてしまう恐れが強いので免許は取らない。
・銀行のキャッシュカードも、詐欺に使われてしまう恐れがあるから作らない。
・パソコンも、ネットはウイルスや詐欺などたくさん怖いことがあるからつながない。
などなど・・・と同じように・・・
分厚い説明書をみるのは面倒、何も考えず突っ走って自滅、責任をとるのは嫌というケースもありますが、メリットよりデメリットばかり気にしてしまうケースが多いです。
いろいろ調べてメリット・デメリットを理解し、自分に合ったモノを選ぶということがいかに難しいことか、めんどくさくて労力がかかることか・・・
オンライン会議を導入したいならば、今はググればたくさん情報が出てきます。
zoom、teams、Googleハングアウトなどなど。
それぞれ、メリット・デメリットがあります。
ただ、使用する環境によってどれが適しているのかを選択する判断が難しいです。
そもそも、教育現場には情報を専門とする職員がいたりいなかったりするので、素人たちには困難なのです。
オンライン会議を提案しても、
何をどうしていいのかわからない(ググって調べたり、わかる人に聞いてくださいと言いたい)
zoomはセキュリティーが・・・(他にもありますよ?と言いたい)
今は他の事が手一杯で考えられない(・・・・)
会議室の窓を全開して換気に気を付け、マスクをしていればいいのでは?(在宅勤務の人は???)
などなど、後ろ向きな回答ばかりでした。
そんな中、このままではいけないと、オンライン会議に賛同した人たちと学年会議をしました。
私は在宅勤務中でしたので、自宅より参加しました。
実施して問題点もありましたが・・・何も対策せず従来通りの会議より良かったのではないかな?と思いました。
自宅にはディスプレイが二つあり、パソコンも新しいし、Wi-Fi環境もあるので個人的には問題ないのですが、職場で支給されているパソコンには予算の関係でカメラが内蔵されていない(笑)ので、新たにカメラを購入する(品薄ですよね・・・)か個人の持ち物を職場で使わないといけない状況です。
ドラマ「逃げ恥」で主人公のみくりさんが「やりがい搾取」について断固反対しているシーンがあります。
仕事で使用するのに、個人のものを使わなければいけない状況(自宅のパソコン、スマホのパケット、自宅光熱費など)に、少し抵抗もあります。
非常事態の今そんなことを言っている場合ではないですが、今まで通りにはいかないことばかり、想定外の連続でなし崩し的にこのままずっと・・・ということは考えなければいけないのかな?と思います。
そんなことを考えながら、オンライン授業も生徒に環境を整えてもらわないと実施できないので、問題が山積で予想できない問題もこれからたくさん出てくるのだと思うと、2月までの平穏な日常生活が夢のように感じる毎日です。
早く終息して欲しいと切に願います。