新型コロナの感染拡大防止のため、オンラインでいろいろなイベントが行われるようになりました。
今までのようにイベントに地方から都市部に参加するとなると、費用(交通費)や時間などがかかり二の足を踏んでいましたが、その点オンラインでのイベントは自宅にパソコンとネット環境があれば気軽に参加できるので敷居がかなり低くなりました。
先日も「東京理科大学 坊ちゃん講座」の4月に行われたオンライン講演会(ライブ配信)に参加、聴講しました。
Zoom「ウェビナー」は、講演を行う方がリアルタイムで行い、参加者の映像がないタイプです。
講演を行う人はこちらの表情が見えないので、楽しんでるのか、眠っているのか、雰囲気や反応がつかみにくいですが、チャット機能をうまく使って質問コーナーなどに対応していました。
講演していただいた宮村教授は、NHKラジオ深夜便で趣味の鉄道の話を担当するほどなので、落ち着いていて滑舌もよく、難しい話を噛み砕いてなるべく分かりやすくしていました。
さらに参加者層が幅広いためどこに合わせたらいいのか難しかったと思います。そこは、中学生には難しい理論はわからないと思うけれど、とりあえず聞いてね!という一言でサクッと進みました。
私も途中でついていけない感じでしたが、大学の研究はこんな風に論理的に考えて進められていくんだなあという漠然とした感想を持ちながら1時間ほど学生気分を味わいました。
※東京理科大学HPより
他にも全国の大学では、生涯学習や、中学高校生向けにさまざまな講座や講演会を予定しています。このような状況のため、中止になることが多いのですが、オンラインで開催するところも増えています。
東京大学でも、「東京大学公開講座」「高校生と大学生のための金曜特別講座」など少しググればすぐに出てきます。
京都大学は、「春秋講義」ということでオンデマンド配信がされています。オンデマンドは録画されている講義なので受付期間も長く時間を有効に使えるメリットがありますが、時代に逆行して一方的な印象をどうフォローするのか講演者の腕の見せ所でしょうか。
※京都大学HPより
いろいろな全国の大学でこのようなイベントが増えているので、自分の知りたい興味のある情報を容易に得られます。
古い人間なので、本で探したり人に聞いたりして寄り道しながら辿り着く過程も面白いと思うところもあり、現状が果たして良いのか、悪いのか、わかりませんがこれから先はこういう時代になっていくんだなあと漠然と思いながらしがみついている自分がいます。
まあ、何となく楽しんでいきます。