一部地域では非常事態宣言が延長されていますが、この自粛ばかりの学校生活も慣れてきたような、慣れないような、落ち着かない毎日です。
学校生活に関しては文部科学省のHPでマニュアルが示されています。(更新されているため、こまめに確認してください)
そこには「感染症対策を講じてもなお感染のリスクが高い学習活動」として、理科における「児童生徒同士が近距離で活動する実験や観察」について、地域レベルによって活動の制限や留意事項など挙げられています。(更新により対応が変わるので要注意)
ということで、細心の注意を払って実験をしたり、しなかったり、内容・方法を変更したり、時期を変えたり、担当の教員と話し合って臨機応変に対応しています。
実験を実施する時の対策として、マスクは必ず着用。出入口で必ずアルコール消毒(肌が弱いなど事情がある人は除く)、換気をする、など基本は守って行っています。
各テーブルにハンドソープを用意してありますが、念には念をいれて出入口でのアルコール消毒をお願いしています。
写真は足で踏むとアルコール消毒液が出てくるタイプで便利です。実験室の出入口に置いてあり、必ず声掛けしています(笑)
また、実験が終わったあとは、テーブルなどにアルコール消毒液を吹き付けてペーパータオルで拭き取るなどしています。(他の学校の方は椅子なども徹底的に行っているとのことでした。)
アルコールが気化することで、いろいろ問題が指摘されることもあります。換気をよくしてタイミングも気を付けてください。
簡易白衣は全員。保護メガネも推奨しています。使用後の洗浄もキチンと。
生物実験ではガーゼでスライドガラスなど拭いてもらっていますが、使用後は各クラスごと煮沸し、その後ハイターにつけ、日光で日干ししています。
生徒が使用した雑巾も、その都度コチラで洗い直し。
観察実験では、接眼レンズ、アーム部分、粗動ねじなど手に触れた部分は1台ずつ丁寧に拭いています。(写真は素手ですが、実際はゴム手袋して行っています)
除菌シートも大活躍しています。(接眼レンズの周りは拭きますが、レンズはきちんとレンズクリーナーで拭き上げます。)
また、マスクをしているため指示が通りにくいので、簡易拡声器?ワイヤレスマイクを購入していただきました。(白いのは市販のペーパータオル)
ビーカーなどの実験器具も、定温乾燥機にかけて殺菌?しています。
それから、4人で実施していた実験を2人で行ったり。
実験器具に関しても、中和滴定実験でホールピペットを口で吸っていましたが、さすがに今年は「安全ピペッター」を購入し使用しました。
安全ピペッターもいろいろな種類がありますが、分離できるタイプや、操作が簡単な安全ピッペなど洗えるものがお勧めです。
いろいろ対策をしていても、どの程度、どのくらい対策していいのか、果たしてこの対策方法が正解なのか、見落としはないか、いつも自問自答と諦めと・・・
昨年(少し落ち着いていたころ)研修会も行われましたが、学校によって対策はさまざまでした。
他にもいろいろな対策をして紹介している学校や教員の方がいます。いろいろググって参考にしてください。
今までの日常生活がいかに平穏なものだったか、、、
コロナが終息しても、価値観や考え方など少なからず変化はあるので、改善するべきところは改善していきたいなあ。と思っています。