春先、ニュースで大きく取り上げられた「超低温冷凍庫」の故障。
低温(ー75℃前後)で保管しておかなければいけない新型コロナワクチンを多数廃棄しなければいけないことになり、話題になっていました。
実際は、同一のコンセントに複数の機器が共有されたことで電力不足がおこる温度管理ミスということでした。
その後も、各地で似たようなニュースを見てロジスティクス(物流・管理?)・設置推奨環境が追いついていないんだという意見が聞かれました。
そんなニュース真っ只中、本校の超低温冷凍庫の電源も切れてしまい、大変なことになりました。
約10年ほど前に購入したー60℃の冷凍庫。解剖実験で使用する実験材料の保管用として使っています。
原因はやはり、コンセント・電源部分でした。
同じコンセントから冷凍庫と、インキュベーターの電源を取っていました。
ただ、普段はこのインキュベーターは使用していないため電源を切ってあったのですが、使用するために電源を入れたことが原因とみられます。
TEPCOのHPより
<注意する点>
◇タコ足配線には注意
消費電力の大きい器具は単独コンセント
◇プラグ・コンセントの埃はこまめに掃除
◇しっかりコンセントに差し込む
使用後は抜いた方が安全な器具あり
◇コードやプラグの取り扱いは丁寧に
◇漏電に注意
濡れた手で触らない・アースを付ける
当たり前のことばかりですが、なかなかできていないことも多いです。
環境も大きく作用します。
新しい建物ならば問題ないのですが、40~50年前の建物だと大変です。
エアコンやプロジェクター、ICT機器など・・・電気を使う機器が増えてコンセントの数も場所も足りません。増設に増設を重ね、延長コードで何とか対応しています。
超低温冷凍庫の温度管理ミスのニュースを見聞きするたび、他人事には感じられません。
とりあえず、大事なくて良かったです。