なんとなく実験しています

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日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

ニトロセルロースの合成ver2022

演示で使用するということでニトロセルロースを合成してみました。

youtu.be

 

危険なので、少なめの調整です。

かなり発熱するので、氷水でビーカーを冷却しています。さらに、ドラフトチャンバー内で、耐薬品の手袋をして調整することをおススメします。

濃硫酸30mLに濃硝酸10mLを少しずつ加えて混酸を作りました。カット綿2~3枚を4層くらいに分けて加えて約1日ほど放置しておきます。

 

※使用したカット綿4号(4cm×4cm)

4層くらいに剥がして薄くして漬け込みました。

 

カット綿がかなり混酸を吸収するので、液がヒタヒタ余るくらいに様子を見ながら。

 

かなり揮発します。腰高シャーレに入れて保管しました。

パラフィルムでも大丈夫そうです。

 

1、2日ほど放置して、よく水洗いし乾燥させれば完成です。

私は半日ほどかけて自然乾燥させましたが、時短でドライヤーを使用しているサイトも見ましたが、冷風で使用しないと怖いかもしれません。

 

点火したら一瞬で煙もでません。無煙火薬と言われる所以です。

 

※ニトロセルロースとトリニトロセルロース、一般的にはざっくり同じ感じなんですが、化学をしっかり勉強している人は違いを押さえてくださいね。

 

<失敗メモ>

乾燥させてもコットンがベタベタしたり、またうまく着火しなかったり、一瞬で消えなかったりする時があります。

〇濃硝酸が劣化??未開封の濃硝酸ではバッチリでした。

〇漬け込むカット綿の厚みがあったり、量が多すぎる(混酸を吸収し液が残らず全体的に浸らない)とダメでした。

 

過去のblogはコチラ↓

canacana44.hatenablog.com