なんとなく実験しています

なんとなく実験しています

日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

比熱の測定実験やります!(*^^*)

2学期始まりましたね( ̄▽ ̄;)
仕事はもちろんバタバタですが、仕事以外でも、地域役員の順番が我が家に廻って地域防災に参加、地域運動会、班長会、更に子供のPTA役員にアミダくじで当選したので(^^;その活動やらでバタバタでした!

さて、本校では課題試験も終わり平常授業に戻りました。
物理基礎では一学期末に授業をした内容の復習も兼ねて?「比熱の測定」実験を来週する予定、、、だそうです。
物理に教育実習生が来ればその実習生に任せるところですが、今年は理科の実習生がゼロでした。

比熱の測定セット?

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水熱量計…約2万円
測定用金属…約6千円
と、とても高価な実験器材を数年前からお願いし、毎年少しずつ買い足して、今年やっと各班に1つずつ揃いました( 〃▽〃)
足りないときは数班で共同で使ったり涙ぐましい感じでした(^^;

水熱量計、蓋をあけるとこんな感じ。断熱材の発泡スチロールに囲まれた銅の容器が入っています。

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これだけで2万円って、、、( ̄▽ ̄;)という感じですが、、、
そして、その銅の容器の質量を測定します。
100gです。

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測定用金属は三種類です。

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銅100g
アルミニウム50g
鉄100g

実験を始めると、アルミと鉄が同じような色なので、どっちですか?と質問されますが、、、大きさと重さでわかってくれよ!と叫びたいのを我慢して、優しく説明してます(。>д<)

今日は準備だけなので、こんな感じです(今年赴任された先生に説明)

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実際は水をビーカーにいれて、ガスバーナーで加熱し、温度計でお湯の温度を確認します。暑いだろうなあ(;´д`)!

ここで注意点!
1つ、金属を充分に温める時に互いに接触させてはいけません。
2つ、ビーカーの壁面に触れたら、割れてしまうこともあるので危険です。
おまけで3つ、実習生が担当したときに、金属をビーカーに入れるときに落としてしまい、1Lの熱湯がガラスと共に飛び散る惨事もあったので、要注意です(泣)怪我人が出なかったので良かったですが、、、

金属を温めている間に、水熱量計の準備です。
メスシリンダーに100ml水を用意し、水熱量計に注ぎ、水の温度を確認します

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そこに、充分に温めた金属を素早く入れます。
金属と一緒に加熱された水がたくさん入り込まないように注意です。

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蓋をして、かき混ぜ棒を上下させてかき混ぜて、10秒毎に水熱量計の温度を確認し、一定となった温度を測定し記録します。
ここも難しくて、、、一定となるって、、、( ̄▽ ̄;)生徒はここでいつも質問にくるので、最高温度を測定してね!と先に指示しておきます。

という感じに、アルミと鉄も同じように温度を測定していきます。
ここで注意!
水熱量計の中の水は、1度測定するとすでに温まっているので、1度水を捨てて数回すすいで銅の容器を冷ましてから、もう一度メスシリンダーで100ml水をいれます。

そうすると、(金属が失った熱量)=(水の得た熱量と銅容器の得た熱量)から、それぞれの金属の比熱が求められる、、、という実験。

操作は簡単なので、説明10分、実験操作20分、片付け5分、計算考察処理15分といった感じです。
教科書の比熱の一覧表と、比較しておかしな数字のときは計算し直しとなります。
だいたい毎年、アルミなんですが、、、
アルミの質量50gが罠の?というか、落とし穴。

来週、実験が成功しますように☆