なんとなく実験しています

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日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

酸化還元滴定実験しました☆

センター試験が終わりました!
化学は、全国平均59.9点でした。一見簡単そうですが、今まで国公立の二次試験でしか出題されなかったような問もあり、大変だなあ、、、というのが、私の感想(^_^;)

その中で、化学基礎の教科書に掲載されてる実験も出題されました。濃度既知の過マンガン酸カリウム水溶液を使って酸化還元滴定を行い過酸化水素水のモル濃度を求めるという問題。

ということで、リアルタイムで酸化還元の内容を授業でやっていたので、実験してみました!(*^^*)実験所要時間は約20分ほど、片付け、考察で約20分ほど、残りは、センター試験に関する進路の話などなど。みんな、中和滴定と同じ操作なので手際よくできました!
過酸化水素水は、オキシドールで代用。

《試薬》
0.02mol/L過マンガン酸カリウム
オキシドール
6mol/L硫酸
蒸留水

《器具》
10mlホールピペット
100mlメスフラスコ
50mlビュレット
コニカルビーカー

《操作》
(1)オキシドールを10mlホールピペットで測りとり、100mlメスフラスコに入れて濃度1/10(体積10倍)希釈する。
(2)希釈したオキシドールを10mlホールピペットで測りとり、コニカルビーカーにいれ、希硫酸を2ml加える。

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(3)過マンガン酸カリウム水溶液をビュレットに入れる
(4)過マンガン酸カリウムの赤紫色がわずかに消えないところまで、滴定する。

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攪拌するのに、スターラーがあれば便利ですが、台数が足りないので班で協力してます(笑)

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こんな感じです。
器具の共洗いや、標線(メニスカス)などなど細かいところが多々あり、そんなところも留意して実験してます。

0.02mol/L過マンガン酸カリウム水溶液は、事前に準備しておきました。
過マンガン酸カリウムは黒紫色の粉末です。

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物質量158g/molなので、3.160g測りとり、1Lメスフラスコで調整します。

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本来、過マンガン酸カリウムは標準溶液のシュウ酸ナトリウムを使って濃度を確定しておくのですが、、、まあ、そこまで厳密に手間暇かけなくてもだいたい欲しい値が出るのでいいかな(//∇//)と。
加えて、過マンガン酸カリウム水溶液を入れるビュレットも、褐色ビュレットが望ましいんですが、、、予算ないので(^^;ふつうのビュレット使ってます。

過マンガン酸カリウムで厄介なのは、手に付着すると変色してしまうことです。

イメージ 7

よく洗っておけば、そのうちに消えてなくなりますが、、、


結果処理についてはまた次回(//∇//)

canacana44.hatenablog.com