少し前になりますが、滴定実験で使用した器具の片付けとメンテナンスをしました。
ホールピペットとメスフラスコ
メスフラスコとホールピペットは、定量をはかりとる器具なので片付けにも注意が必要です。
洗浄ブラシの使用はガラスの内壁を削り取ってしまうし、乾燥機は熱でガラスが膨張してしまうため体積が変わってしまうという危惧があります。
ということで、ピペット洗浄器などで水洗い後に純水ですすいで自然乾燥です。
しかし、、、
細いから??乾きにくく、いつまでも器具内壁に水滴が残るため、すっきり片付けられません。以前は1ヶ月ほど放置していました
次から次に実験が行われるので、どんどん片付けていかないと乱雑な部屋になって使い勝手も悪く危険です。
そこで、エタノールやアセトンなどの揮発性がある有機溶媒の出番です。
1~2回、少量の液で器壁を洗浄してみると、すぐ乾くので片付けもあっという間に終わります。
ビュレット
ビュレットもブラシや乾燥機は使用できません。水で洗って純水ですすいで自然乾燥ですが、やはり乾きにくいです。
また、酸化還元滴定の時に過マンガン酸カリウムを使用した後はコックのところが褐色に汚れてしまう(↓写真左)ので、硫酸酸性の過酸化水素(オキシドール)で少し洗浄した後に、水洗いをよーくしておくとキレイになります
また、コック部のパッキンゴムが劣化して切れてしまったり、ボロボロのものは漏れが生じるので新しいものと交換します。
ビュレット25本ほどを丁寧にケアして戸棚に片付けました。
スッキリしました