大学で行った化学教室の『金属イオンの分離実験』続きです。
高校の化学実験では使用しない薬品を使って、金属イオンの確認もしました
第4族に分類されているNiニッケルとCoコバルト。沈殿させて分離しなくても、検出確認できてしまうそうなんです。
まあ、、、センター試験などではほとんど見かけないし、教科書でもチョロリとだけのNiとCoなんですが
Niニッケルイオンの確認
緑色のNi水溶液です。
アンモニアで塩基性にして、C4H8N2O2ジメチルグリオキシム溶液を滴下すると、、、
角度は悪いのですが、色合いはこちらの方が見た感じに近いです。
キレイな赤桃色が確認できました
Coコバルトイオンの確認
Coコバルトは、赤紫色の水溶液です。
中学生は、青色の塩化コバルト紙に水を滴下すると、淡赤色になるという水の検出確認で試験によく出題されています。
今回の実験では、アセトン-チオシアン酸カリウム溶液を加えると、、、
淡赤色から、青色に。
また、Fe鉄イオンの確認も行いました。
2価と3価がある鉄イオンの溶液。
2価は淡緑色。3価は黄色です。
これに、フェナントロリン溶液を加えます。
2価鉄イオンだけ、赤色っぽく変化が見られました。
高校では、チオシアン酸カリウム溶液やヘキサシアニド鉄溶液などを使用して比較するのですが、初めての反応で勉強になりました❗