なんとなく実験しています

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日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

過冷却その2 hot ice

過冷却を利用したカイロを紹介しましたが、実験器具を使用してもできます。

酢酸ナトリウム三水和物50g

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丸底フラスコに入れて、純水を約10mL程度加え、湯煎で溶かしてから室温に放冷します。

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室温では本来は固体になってしまうハズですが、不安定な液体のままです。

酢酸ナトリウムの結晶を針の先につけて
丸底フラスコのなかに突き刺すと、、、

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刺激を受けて、、、

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熱を発生させながら一気に固体(結晶)ができます。

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針を使用しなくても、パラパラと酢酸ナトリウムの粒を落としても結晶ができますが、液面に落ちた瞬間から結晶ができていきます。

教室でも見せることができ、毎年使用できます。
このまま蓋をして保存します。使用前に溶かせばOKです。
また、分量を増やして丸底フラスコいっぱいにすれば迫力があるかと
薬品がたくさん余っていればオススメです。

さらにYouTubeで検索すると、芸術のような美しい結晶が出来る様子を見ることができます。
熱を発生させながら結晶ができるので、『hot ice』となっていました!!

YouTubeを真似して試験管やシャーレでも試したのですが、、、あまりうまくいきませんでした

また酢酸ナトリウムには、無水酢酸ナトリウムと酢酸ナトリウム三水和物があります。
無水酢酸ナトリウムで水の量を変えて試してみたのですがイマイチでした。

詳しい分量の記載があるサイトは少なかったです。
それは、酢酸ナトリウム三水和物だと水を加えず温めて溶かすことができるのです。ただ、水の量が増えると結晶が出来るスピードが遅くなるということなので、人それぞれ適宜な分量のようです。

酢酸ナトリウムと水の割合によって、結晶が出来るスピードに変化が見られるということで、、、
今さらですが、子どもがまだ小さいときに自由研究で挑戦させてみればよかったなあ(笑)などと思ってしまいました