なんとなく実験しています

なんとなく実験しています

日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

読書記録 2019冬

『プログラミング脳をこれから鍛える本』ソニー・グローバルエデュケーション

子どもの習い事で注目されているプログラミング。
直接プログラミング言語を使って何かするという本ではなく、算数ゲームのようなものでプログラミングに必要な5つの思考回路を鍛えるというものです。人間の意図することを無駄なく順序立てて的確にコンピューターに指示していくことをクイズを解くような感じで身につけていこうというようなもの。
しかし、、、三人女の子が並んでいて、二人の会話から一番右にいるのは誰か当てるという入門編から、私の頭の中は???でいっぱい。
これがどうプログラミングにつながるのか全くわからなくて、情報系の勉強をしている子どもに一つ一つ解説してもらって納得しましたが、ボケ防止本のようで頭を使って疲れました
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宮沢賢治の元素図鑑』桜井弘
賢治の作品(童話・詩集など)に登場した45種類の元素について、賢治の作品を引用し、カラー写真と元素について身近な例を用いてわかりやすく解説している化学好きにはたまらない一冊です。
元素P(リン)のページでは、「よだかの星」の中で、居場所を失ったよだかが「燐の火のように青い美しい光になって・・・」とクライマックスのシーンでリンを登場させている紹介文と、そのりん光の写真、リンについての解説があり、もう一度宮沢賢治の作品を読み直してみたいなあと思いました。
 
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『ある男』平野啓一郎
結婚していた夫は全く違う人物だった・・・というポップに引き寄せられて一気に読みました。
ネタばれになるでしょうか、、、、
社会問題もふんだんに組み込まれつつ、東野圭吾の「手紙」に通じるものがあるなあと思いながら、何も知らずに巻き込まれた人たちのこれからを考えずにはいられなくて、少し物悲しい気持ちになります。
 
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『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき
「杉村vsちょっと困った、女たち」と帯にありますが、ちょっとどころではない、かなり酷い自己中心的な困った女たちが登場します。こんな女とは関わりたくないけれど、縁も切れず巻き込まれていく被害者も女で、著者の容赦ないストーリー展開に背筋が凍ります。
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