なんとなく実験しています

なんとなく実験しています

日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

消えるインクの復活剤

昨年研修会を行いましたが、みなさんモノが多くて雑然としてしまう実験室に苦慮しているようでした。

歴史があればあるほど、モノが増えていきます。教育課程が変わり、実験にも流行りがあり、また教員によって得手不得手の分野があるなどさまざまな原因があって使用しなくなる器具が増えていきます。器具を一式揃えるのはかなり高価で、壊れたわけではないので、いつか使う時があるかも…と淡い期待をして溜めこんだ結果、大変な状況に陥ります
実験室は安全のためにも、時間があれば少しずつ片付けをするようにしています。
 
 
ホコリだらけの箱たち
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その中の一つ。箱の送り状の日付より約20年前のモノのようです。
 
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小分けになった怪しい白い粉末恐る恐る出してみました。その数50以上
 
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かなりホコリだらけで汚れています。よ~く見ると「消えるインクの復活剤」と書かれています。何かのイベントで使ったのでしょうか。使い方を読むと、前回紹介した「フェノールフタレインのあぶり出し」と全く同じ内容の試薬(炭酸ナトリウム)でした。
 
 
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タレビンには赤色のインクが入っていて、紙に書いて乾かすと無色に。まさに消えるインクです。
そして、袋の白色粉末の復活剤(炭酸ナトリウム)を水に溶かして吹きかけると、、、
なんということでしょう~文字が復活するというモノ
 
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とっても面白いのですが、保存状態が悪く、約20年使用しなかったこと、この先利用しないことを確認してから分別して廃棄作業を行いました。
 
他の段ボールの中に入っていたガラス器具は、新品だったので箱から出して戸棚へ移動。
そして、一つの段ボールは時間切れのためそのまま元の場所へ
 
約20年も放置されていてなんの不都合もなかったので、わざわざ私が今更片付ける必要があるのか?という自問自答と、余計な事なのかもしれない、自己満足かもしれない、というさまざまなことを思いながらの片付け作業。気負わずに少しずつできるときに片付けます。