高校化学基礎で、物質の分離操作を勉強します。
特に、枝付きフラスコ、リービッヒ冷却器、アダプターを使った蒸留・分留については教科書や図説にも必ず登場し、試験にも出題される定番です。
本校では新入生に実験室で装置を演示して解説しています。
蒸留装置のガラス器具です。棚にバラバラに入っていました。
当初は、これをいったいどうしたら教科書の図になるのかとても悩みました。
<組み立て>
①まずは支柱やクランプの準備をします。
②枝付きフラスコ(ゴム栓をつけたもの)と三脚金網も準備
③リービッヒ冷却器を用意します。
④枝付きフラスと高さ、角度を慎重に合わせます。
⑤アダプターをリービッヒ冷却器に取り付けます。
⑥その後、ガスバーナー、沸騰石、液体、温度計、ゴム管を2本(最初につけて置いてもOK)、受けとなる三角フラスコなど準備して完成です!
<よくある出題>
「リービッヒ冷却器で冷却水を上から流す?下から流す?」
実際に見てみましょう。
そして、なぜ上から冷却水を流してはいけないのかはコチラから
<サイズがさまざまなガラス器具>
セットで購入していればいいのですが、破損によりバラバラのものがあると少し面倒です。
※大きさ色々リービッヒ冷却器
※サイズに合ったゴム栓してあるか、ないか。
連結部分に合うサイズのゴム栓が必要です。
実際に組み立てて、ワインなど蒸留すると赤色の液体から、無色透明の冷却された液体が抽出できて盛り上がります。
ワインは教育的にどうかな?という人に、ジュースや硫酸銅など色のついた試薬でもOKなんですが、枝付きフラスコを洗浄するのが面倒です。そのあたりをよ~く考慮してください。