尿素樹脂（ユリア樹脂）を作りました。
尿素 １ｇ
ホルムアルデヒド ２ｍＬ
濃硫酸 3滴
尿素は粉末状です。
溶けにくいので１～２分振りまぜます。
アルミホイルの上に流し込みます。
②脱水のため濃硫酸を1滴、ガラス棒で撹拌、2滴、3滴
一人では難しいので、協力して行うのですがかなり危険です。
3滴目では刺激臭の白煙が立ち上がります。吸い込まないようにします。
あっという間に合成できました。
水洗いし触って観察しました。
＜その他＞
☆他の酸
左から濃硫酸3滴、６mol/L硫酸０．５ｍＬ、６mol/L塩酸０．５ｍＬ
濃硫酸3滴目に掻き混ぜすぎて凸凹に。
６mol/L硫酸と塩酸がゆっくり反応するのでキレイに仕上がりました。
ただ、脱水作用をイメージするのは濃硫酸ですよね。
☆容器
シリコン製の型を使ってみました。
アルミ容器より面積が狭いので厚みがあり、樹脂の感じがよく出る仕上がりになりました。濃硫酸を加えてからガラス棒での撹拌が難しかったので、容器を揺らしてみました。
アルミ容器も小さいサイズの方がキレイに仕上がるかも？
☆食紅で色を付けてみました。もう少し改善の余地あり？
＜メモ＞
書籍では、尿素とホルムアルデヒドを塩基性条件で反応させてから、酸性条件で加熱するとできるとありましたが、なんちゃって尿素樹脂でしょうか。（本来は無色透明？？）
熱硬化性樹脂なので、火を近づけても変化なしです。
エタノール、アセトン、ベンゼンに尿素樹脂の欠片を入れても変化なし。
