なんとなく実験しています

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日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

アルカリ金属と水の反応実験

昨年の話になりますが、コロナ感染症対策の休校措置の関係で、いつもは冬に実施するアルカリ金属と水の反応実験ですが、梅雨時に行うことに・・・

 

気温27度

湿度95%

 

ジメジメした中の実験でいつもとは違う様子が・・・

約5~7㎜程度のアルカリ金属の塊を、シャーレの中の乾いたろ紙上で灯油分をとり、ナイフとピンセットを使い4~6等分に切って水と反応させるという実験です。

その切り分けている時に、火が!!

どうやら、気温・湿度が高い中、ナイフとの摩擦熱?も加わり反応してしまったようなのです。

再現動画はコチラから↓

youtu.be

実験の時、生徒は白衣着用、保護メガネ、マスクを着用させています。

梅雨時には向かない実験ですね。今年は実施しませんでした。

 

 

アルカリ金属は空気中ではすぐに酸化し、また水と激しく反応するため油中に保存されています。

過去の実験に関してはコチラ↓

canacana44.hatenablog.com

 

実験で余って処分する金属リチウム、ナトリウム、カリウムをドラフト内で水と反応させてみました。

ビーカーにろ紙を置き、水で湿らしています。

ろ紙はろ過する時のように円錐状に折ってあります。

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米粒大くらいの金属ナトリウムを入れてみました。水と激しく反応し炎が!!

教科書の炎色反応では黄色となっています。(オレンジ色っぽいですが・・・)

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参考までに動画はコチラから

 

◇金属ナトリウムと水が激しく反応して、最後にバチっと弾ける音がします。飛び散るので危険です。生徒には保護メガネを着用させ、覗き込まないように指導しています。

※水を多くいれて壁の高さが低くなったり、浅い容器内の時は容器の外に跳び出ることがあるので要注意です。

youtu.be

 

◇金属カリウムは赤紫色の炎色反応を示しますが、携帯カメラですので少し違うような・・・金属カリウムは柔らかいのでピンセットにくっついて取扱にくいです。

素手で触ると、手の汗などと反応して火傷する危険があります。

youtu.be

 

◇金属リチウムは地味な反応を見せます。

じわじわと・・・

youtu.be

 

実験は、授業内容にタイムリーなことも大切ですが、時期などによって違った反応が起きるので注意が必要だなぁと、気が引き締まって記憶に残りました。