◇「塩化コバルト紙」は青色の紙で、水の検出に使用されます。
本校の塩化コバルト紙は引き出しに保管されていましたが、空気中の水分に反応して全て赤色に。
ということで、「乾燥機にいれて乾燥」させて復活。
※ドライヤーを使っても大丈夫だそうです(消耗品カタログより)
<before>
<after>
高校の実験では使用する機会がないのですが、今度はデシケーターの中に入れておきました。(主に中学校の炭酸水素ナトリウムの分解実験などで使用。使わないなら処分するところですが、まだ比較的キレイで使える物なので一箱くらいは・・・片付かないなあ)
◇「シリカゲル」は、湿気を吸収するので乾燥剤として使われます。塩化コバルトが加えられていることで、使用できるかどうかひと目でわかるようになっています。
左:赤色(ピンク色)。水分を吸収してしまって乾燥剤としては使えない状態
右:青色。乾燥剤として使える状態
こちらも、水分を飛ばしてしまえば大丈夫。
量が少なければ蒸発皿、量が多ければフライパンや鍋で加熱、炒って冷ますとキレイな青色になって乾燥剤として使えるようになります。
その様子はコチラ↓
◇おまけで「シリカゲル」は水ガラスからできます。
水ガラスの溶液に、希塩酸を入れてできたゲル状のケイ酸を洗って乾燥させると「シリカゲル」ができます。
(参考↓)
シリカゲルは多孔質の構造で表面積は1gあたり資料では450㎡~700㎡だそうです。
ピンとこない・・・
学校にあるシリカゲルは1粒あたり約0.01gだったので、ざっくりイメージすると、1辺が約2~3mの正方形の紙の表面だけの面積をクシャっとまとめた感じ??
(合ってるかな?)
ほんとにそんな空間?隙間があるのかなあ?と単純に水の中にいれてみました。
プクプクと空気が!5分以上も。(↓ごめんなさい。また地味な動画です)
そして、シリカゲルには塩化コバルトが加えられているので、水と反応して青色から赤色(桃色)になりました。