6,6-ナイロンの実験をしました。
<試薬>
A液: ヘキサメチレンジアミン
水酸化ナトリウム水溶液
B液:アジポイルクロリド(アジピン酸ジクロリド)
ヘキサン
※フェノールフタレイン溶液・アセトン
<手順>
A液にB液を静かに注ぎ、境界面を引き上げ糸状にし洗浄する。
※A液とB液が逆でも反応するので、合成高分子化合物の定番な実験です。
①A液とB液を用意します。
②フェノールフタレイン溶液を1滴
③静かにB液を加えます。
2層になっていることが確認できます。
④A液にB液を静かに注ぎ、すぐに境界面をピンセットで引き揚げます。(のんびりしていると糸状になりません)
⑤くるくる巻き付けます。
⑥アセトンで洗います。(洗いすぎるとボロボロに・・・)
⑦乾燥
<プチメモ>
※A液の水酸化ナトリウムは塩基性の水溶液にして、生成されるHClと中和させるため。その液性を確認するので、フェノールフタレインの代わりにBTB溶液でも可。
B液のヘキサンは、ベンゼンでも四塩化炭素でもOKなのですがどちらも人に対して発がん性があることがハッキリしているので、前途ある若者に使用することは避けたいため。
フェノールフタレインを入れない方が、境界面に白い膜ができる様子がハッキリわかるかも?
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