少し前になりますが、日本科学未来館で行われた「PCRってなに?~アスパラガスの遺伝子をしらべよう~」というワークショップに参加しました。
科学コミュニケーターの方のわかりやすい説明と、素晴らしいサポートで子どもたちも飽きない実験講座でした。(小学5年生から参加できます)
まずは、ギルソンのピペットマンの使い方を練習。
μ(マイクロ)とは普段の生活ではあまり馴染みのない単位ですが、とても小さい小さい値というイメージで、1μlは0.001mlです。
アスパラガスの葉と、DNA抽出にはおなじみの食塩水と緩衝液をチューブに入れ、ホモジナイザーペッスルですりつぶします。
いくつか細かい作業を行い、キャップロックし保温。
その後,
抽出したDNAを増やす作業を行いました。
比較実験のため、試薬を加えて、卓上遠心機を使い、その後サーマルサイクラーで反応させていきました。
新型コロナウイルスの確認検査で一般の人にも知れ渡った遺伝子検査のPCR法、LAMP法。
約1時間ほどの待ち時間の間に、「PCR法の仕組みについて」「この実験操作の意味など」の講習が行われました。
実験の結果から、何が起きたのか考える結果予想を行い、予想通りではない場合はうまくいかなかった原因を考えるなど、充実した実験イベントでした。
同じイベントの募集をしていたので、興味がある方はどうぞ。