「コシヒカリ鑑定団」というDNA実験キットを使った研修会に行ってきました
DNAというと、、、ブロッコリーやバナナを使用した簡単な抽出実験、アカムシの唾液腺染色体実験なんですが、、、
今回はざっくりいうと、、、コシヒカリのDNAをPCR法で増やしてから、電気泳動でDNA鑑定をする!
という、旧課程では生物2の範囲( ̄▽ ̄;)です。
私はお手上げの分野なので、勉強のために参加を決意したのですが、、、実験についていくのに必死でした
自宅に戻ってから、子供にもう一度教えてもらう始末(>_<")
ただ、子供も授業では実験はしなかった!(同じ学校なので当たり前なんですが(笑))と、興味深く写真や資料を見ていたので、やはり生徒実験に役立ったらいいな、、、と、思ったのですがなかなか難しい壁があります。
まず、一時間では終わらないこと。(二時間程度)
試料や試薬などはキットになっているのでラクなのですが、少し高価
あとは、、、PCR法で使う器機(サーマルサイクラーのクイックバス)、電気泳動装置、紫外線トランスイルミネーターがかなり高価
ただ、一時間で終わらなければ、冷蔵庫に入れておけば数日は持つようです。なので、授業に取り入れるとすれば、、、
一日目
実験の説明をしてマイクロピペットの使い方を練習したあとに、時間のかかるPCR法を行う。
二日目(数日内)
電気泳動してトランスイルミネーターで観察、考察
こちらでゲルを作っておくでもいいかな(笑)といった感じで行うのがベスト?
あとは授業変更するなど??
やっぱり一番は予算との勝負でしょうか( ̄▽ ̄;)
DNAの増幅
簡単にいうとDNAは2本の紐が絡まった感じなので、試薬と器機を使って1本にほぐしてから必要な部分を増やしていきます。
コシヒカリや、その他のコメの試料に試薬を加えていきます。キットになっているのでラクでした!
高速PCR、サーマルサイクラーのクイックバス(20万以上??)に入れます。
35サイクルで一時間待ちます。(これでも画期的に早いそうです)
待ち時間があるので、電気泳動で使用するゲルを作ります(ゲルを冷ます時間も必要です)
電気泳動の装置にゲルを入れて、試薬で満たします。
ゲルに作ったくぼみに、PCR法で増幅させた試料をマイクロピペットを使って丁寧に入れていきます。
30分ほど待ちます。
DNA鑑定
トランスイルミネーターで観察します。紫外線カットの保護メガネも必要です。
こんな感じ。
1と5に標準となるコシヒカリのマーカーが入っているので、同じ長さの3がコシヒカリなんだと確認できます
親子鑑定もこんな感じで行われるようですよー
詳しくは、
コシヒカリ鑑定団の企業HP↓
http://www.visionbio.co.jp/products/koshihikari_kit.html