なんとなく実験しています

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日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

万能pH試験紙で液性を調べる

子ども対象(小学生)の科学教室の準備をしています。

酸とアルカリ性をテーマに化学に親しみ、ついでに(笑)本校にも興味と関心を持っていただきたいなぁ、、、と

酸と塩基性(アルカリ性)を調べるアイテムの1つに万能pH試験紙があります。

最近のニュースで築地の移転先である豊洲市場の水質調査でアルカリ性だと騒がれていますが、そのときにちらっと映ったりしています。
指示薬を染み込ませた試験紙がロール状になっていて、使用したい長さに切って使います。

蓋にpH1ごとに数字と変色表があってpH1~pH11(教科書にはpHは14まであります)までざっくり性質を調べることができます。

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酸性 pH1 赤色~黄色

中性 pH7 緑色

塩基性(アルカリ性)pH11 青色~紫色

と、おおよその液性を調べることができます。

切り方に少しコツが必要です。
欲しい長さを引き出します。

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ケースをスライドさせると、止めがあるので、そこで切ります❗

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そうしないと、今度引き出す時に余裕がなくて蓋を開けて引っ張り出すというめんどくさいことになります。



さて、予備実験

まずは、マイクロプレート6穴に、用意した液体(炭酸水、食酢、重曹、塩水、レモン水、純水)を少しずつ入れます。
万能pH試験紙で液性をざっくり調べます。

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液に触れた部分を見ると、pH試験紙は紫色に変色しています。
pHが9~10くらいのアルカリ性だとわかります。

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こちらは黄色なので、pH2~3くらいの酸性かな。

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こちらは緑色っぽいので、、、pH6~7くらい??中性かな。

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今度はBTB試薬を使って確認してみます。
ブロモチモールブルーの略でBTB溶液と言われています。小、中学校ではメインの試薬で試験にもよく出題されますが、高校では全く使用しません。
また、粉末から調整するとかなり手間なので、市販のBTB溶液を使っています。
1~2滴、滴下すると変色します。

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だいたい、万能pH試験紙と同じような色になります。
酸性 →黄色
中性 →緑色
塩基性(アルカリ性) →青色


簡単な実験ですが、一応?万能pH試験紙には消費期限が記載されていて、かなりオーバーしていたので心配でした
また、BTB溶液も光で変化しやすく長期保存はあまり良くないので、簡単な実験であっても事前の確認実験は大切です。

さて、本番も成功しますように