思えば数年前のこの時期、異動の話がありました。
わずか1ヶ月の間にバタバタと片付け、引き継ぎをしたり、、、
梅の咲く季節になるとそのときの寂しさと忙しさが思い出されます。
今は新しい職場にも馴染んで住めば都になりつつあります
理科の実習助手の仕事は基本、理科に関して担当教諭と連携、実験のサポートをすることです。
しかし、学校によってシラバスがあり、カリキュラムや使用する教科書、進度も異なり、実験の時期もさまざまです。
ということで、異動の時に助かったもの。
実験の年間スケジュール
どの時期にどの実験を実施しているかわかるだけで心強いし、予定もたてやすい。
前任の方の残してくれた年間の実験日程、助手の仕事について書かれた数枚のメモ書きは有り難かったです。
以前は個人のスケジュール帳に、家族の予定も一緒に書き込んでいました。
一部をよくみると、子どもの塾やインフル予防接種の予定と実験のスケジュールが一緒に書かれてます(笑)
個人的にはこの手帳があれば毎年困ることはないのですが、異動になったりしたときにはプライベートな手帳は渡せないので、仕事用スケジュール帳をExcelで作っています。
実験のことだけでなく校内業務についても記入しています。
一般企業にいたときは業務日報は当たり前だったので反省
実験資料
実施した実験プリントと、準備の詳細、どんな失敗があったか、、、など実験に関するもの。
文字だけではイマイチなので、現在は黒板の板書、実験の準備の様子を写真で残して報告書のようにまとめています。
毎年、実験内容は改善しているので、改訂していく必要があります。
薬品に関する資料
薬品台帳、使用簿、薬品一覧など
これらについては以前にも愚痴りましたが、イマイチな状態でしたのでたいへん困りました。
その他
関わった校内業務についてのものについては、口頭での引き継ぎだけでした。
とても困ったので、今は少し残しています。
前年度の資料さえファイルされていれば、なんとなくわかるのですが、、、
同僚、そして後任の方が困らないように誰にでも引き継げるようにしていこうと思っています。
ただ、、、そういう考えは上から目線で傲慢で無駄なのでは??と言われたことがあります
マニュアルは仕事をわかっている人が作るので、だいたい使えないものが多いし、かなり手間暇がかかります。
中には、マニュアルを見ないでとりあえずやってみる!という実践派もいます。
人が変わればやり方もそれぞれでいいのに、キチンと資料が残っているとその通りにやらないといけないような雰囲気になるのでよろしくないという考えの人もいます。
パソコンのスキルレベルなど人によってそれぞれ異なると、できる仕事も変わるので、ヘタに資料を残されてもできない場合に、後任者が惨めな思いをすることになるから、これもあれもやりました!と自慢するような資料は残すべきではない!!と言われたことも。
また、、、
不本意な異動の時は、自分の時も引き継ぎ資料がなくて苦労して作り上げてきたものだから、簡単に教えてあげたくない!
異動をさせたことを上司に後悔してほしい。後任者も苦労してしまえばいい!
自分の能力の高さを思いしって欲しい。
そんな風に考える人もいます。
今、話題になっている文科省の天下りのように悪しき慣習の引き継ぎもあります。(こんなに問題ではなくても、、、例えです)
春は出会いと別れの季節。
視界的には美しい春色の季節が訪れるハズなのに、さまざまなことが絡まりあう複雑な心境です。