なんとなく実験しています

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日々のアウトプット、メモ帖、備忘録として

※正解は一つではないです。選択肢の一つとして参考にしていただければと。

分子模型でグルコースに挑戦

グルコースとは、ざっくり言うと砂糖です(笑)
ブドウ糖とも言われ、糖類(単糖類・二糖類・多糖類)でも単糖類になります。
<単糖類>
グルコース(ブドウ糖)
フルクトース(果糖)
ガラクトース
マンノース

糖類は一般式 CnH2mOm
単糖類は分子式 C6H12O6

と、グルコースもフルクトースも同じように表されます。
では、同じ単糖類の違いはどう表すのか??
それは構造式です。
グルコースの構造式は↓
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手描きです生徒のノートもこんな感じです。数えて見てください。分子式通り、Cは6個、Hは12個、Oは6個です。

想像力を働かせて空間、立体的にイメージすることはなかなか難しいです。

そこで分子模型を使って実際に作ってみます。
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写真を見ても何がなんだかよくわかりません。
実際に作っていきます。

C炭素(黒色)とO酸素(赤色)で6角形を作ります
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横から見ると、平面でないことがわかります。教科書ではこの角度を細い三角形の線で表しています。
炭素は手が4つ、酸素は2つで角度も距離も本当は決まっているからです。
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他の分子模型も用意しておきます。
H水素(白色)
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OH
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H水素(白色)の原子をつけていく。手描きの構造式でもわかるように、Hの位置が上か下か確認しながらの作業です。教科書の構造式には番号がふられていたので同じようにしてみました。
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OHをつけていく。
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CH2OHをつけて完成です。
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さて、αーグルコースと書きました。βーグルコースもあるんです。
違いがわかりますか??
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そして、、、
フルクトース、ガラクトース、マンノースも、僅かにHとOH、またCH2OHの位置が異なります。

私たちも生徒も、Hに着目して上上下上下という呪文のように覚え、αーグルコースの構造式を確実にモノにします。他の糖類はその応用編といった形です。