続き、、、
いろいろな薬品管理のマニュアルとにらめっこしながら、現在の状況をラクに素早く片付けさせてしまうプランを考えます
教科書の順番が無機から有機なので、実験も無機の方が早く実施されます。
ということで、無機薬品の整理をしなければ、実験の時に必要な薬品が何本あって、何がないのかわからない。先生と相談して実験内容を変更するか、それとも注文していいのか判断に困る状況になってしまいます。
無機を分類する方法としては、3つ。
陽イオンでまとめて保管
例えば、硝酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、、、などなど
陰イオンでまとめて保管
例えば、硝酸塩でまとめると、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸アンモニウム、、、などなど
50音順
そのままです。薬品名のあいうえお順
助手さんに化学の知識が全くなくてもいい方法は、50音順です。
誰でも分かりやすい!
でも、、、そう単純ではないんです( ̄▽ ̄;)
1つの薬品に、いくつか名前がある場合があります。50音順だとどちらを優先するか悩みます。
また、薬品には『毒劇物』『危険物』など法律で指定された薬品に関しては、遵守しなくてはいけない事柄があるのです。
それは、ざっくりいうと、鍵がかかる薬品庫の中に、更に鍵のかかる耐震が施された金属の保管庫を、用意し、、、云々、、、
ということで、、、ただ、並べるだけではダメなのです。
更に、『危険物』には近くに置いてはいけない薬品の組み合わせもあるのです(´д`|||)
さまざまな点を考慮して、
無機を陰イオン別に分類して保管すると、危険物に関しては、難しい言い方をすると、「危険物を運搬する際の混載に関する規準」における禁じられた組合せの薬品が並ぶことはない!
と断言している都道府県マニュアルがありました
でも、運搬はしないんですが地震の時の対策にいいということかな?
また、前任校でも陰イオンで分けていたし、実験の時も準備がラクでしたので、慣れた陰イオンでの分類で整理することに。
硝酸イオン
硫酸イオン
炭酸イオン
塩化物イオン
酸化物イオン
硫化物イオン
クロム酸イオン
その他無機化合物
無機酸
単体
とざっくりと分類したかごを用意して、すべての無機薬品の重さを量り、パソコン入力し、かごに仕分けていきました。
その後、エクセルデータを駆使して、同じ陰イオンの中で50音順にし、購入年月日がわかる同じ薬品は年代順にしたりと、、、薬品台帳、薬品使用簿のファイルを作成しました。
本当は、accessで作りたかったのですが、、、パソコンにソフトウェアが入ってませんでした( ̄▽ ̄;)
また、いろいろな無料DLできる薬品管理ソフトも、有料ソフトも多数あります。
測りと連動している高価なものもあったり、すでに薬品情報も入っているという優れものもありますが、、、
大学や研究所ならいざ知らず、、、(^-^;また、前任校でのデータもあるのでエクセルで簡単に作ってみました。
そうして作られた台帳をもとにして棚に並べながら、『毒劇物』は保管庫に同じように陰イオンごとに並べていきました
二週間ほど( ̄▽ ̄;)で完成しました!
続く?( ̄▽ ̄;)